フレンチブルドッグの皺襞皮膚炎
2020年7月28日
おしりを痒がってこすりつけることを主訴にフレンチブルドッグさんが来院しました。この子は生まれつき尻尾が変形し、皮膚にめり込むような形になっていました。
この尻尾と皮膚の間で皮膚炎が起こっており、外用薬や洗浄ではなかなかなおらず経過していました。
こういった場合皮膚のヒダになっている部分を切除するという選択肢があります。今回は変形した尾骨の先端と余った皮膚を切除しました。
1週間後の術部の写真です。炎症も消失し、おしりをこすりつける行為もなくなり飼い主さんも大変喜ばれていました。
物理的な構造が皮膚炎の原因になっている場合、手術という選択肢もあるのを知っていただければと思います。