大腿骨頭壊死症は、虚血により大腿骨頭が壊死して変形し、股関節に痛みが出る病気です。
6か月から1歳程度での発症が多く、治療は基本的に手術で、痛みの原因になる変形した骨頭を切除します。
術前、術後のレントゲン写真です。
【術前】矢印:変形した骨頭 直線:骨切りライン
【術後】
術後は痛みを伴いますので、アイシングや消炎鎮痛剤をしっかり使用します。
また手術した足をできるだけ使うようにリハビリをすることも非常に重要です。
大腿骨頭壊死症は病態初期に発見して、手術により痛みをとることが早期の回復につながります。
若い犬が後ろ足に違和感を覚える場合は、様子をみずに一度動物病院を受診されてください。