お知らせ

子猫の鎖肛 つづき

鎖肛の子猫さんの元気食欲がなくなってしまいました。

レントゲンを撮影すると、盲端になっている大腸に糞塊が停滞していました。

手術が必要であると判断し、実施しました。

エコーで皮下の直下に糞塊があることが確認し、皮膚を慎重に切開し、皮下の脂肪を除去すると大腸の漿膜面にアプローチできました。

ここに切開を加え、糞塊をある程度除去して大腸の切開部を皮膚に縫合しました。

陰部に開口している瘻管(今までうんちが漏れ出していた穴)については今回何もしませんでした。

左が術前、右が術後1週間の写真です。時々うんちの切れが悪くおしりにくっついていることがありますが排便は大方良好で、元気食欲も著しく改善しました。

便通が良くなるよう食事はベビーキャット用に可溶性繊維を含むフードを混ぜて与えています。

左が術前、右が術後1週間のレントゲン写真です。糞塊が停滞することはなくなりました。

まだ成長過程で何があるか分かりませんが、このまま順調に経過して欲しいです。

里親さん募集中です。


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