眼瞼腫瘍は中高齢の犬で比較的よく遭遇する疾患で、治療は基本的に
外科的切除になります。多くは油を分泌するマイボーム腺由来の良性腫瘍です。
今回は病理診断名はマイボーム腺上皮腫でした。
図のように切除し縫合します。
しこりが大きくなるとまぶたを切除する距離が長くなり
眼裂が短くなってしまうので早めに切除したほうが良いです。
手術直後です。これぐらいだとまぶたの短縮もほとんど気になりません。
1週間はエリザベスカラーを付けて術部を保護します。
眼瞼の小さな腫瘍の切除であれば、当院でも対応可能ですので見つけた場合は早めにご相談ください。