セキセイインコさんが急性の嘔吐、食欲不振、元気消失で来院しました。
検便、そのう検査で異常がなく、吐き気が非常に強いのでレントゲン撮影を実施しました。
胃の中にひときわ白く映っているもの(赤矢印)があります。
血液中の金属濃度を測定するのは困難なため、症状とレントゲン所見を合わせて金属中毒と診断し、治療を開始しました。
金属中毒の治療は支持療法(補液、強制給餌)と金属キレート剤の注射及び内服になり、基本的に入院が必要です。
放鳥している時間が長いと、目の届かないところで金属を摂取してしまうこともあるので、しっかりみてあげられるときのみケージから出してあげるようにしてください。