お知らせ

ウサギの子宮腺癌②

6歳のウサギさんが血尿を主訴に来院されました。

前にもお話した通り、ウサギの子宮疾患の発生率は非常に高く

5歳以上で80%という報告もあります。

一般的な身体検査の後、膀胱と子宮の状態を超音波及びレントゲン検査で確認ました。

超音波検査所見です。子宮に大きな腫瘤(黒い部分)が確認されました。

レントゲンでも同様に石灰沈着を伴う腫瘤が確認されました。(赤丸)

これらの所見から子宮腺癌が強く疑われます。

明らかな肺転移所見がないので、卵巣子宮の外科的切除を実施しました。

摘出した子宮です。

術後は3か月をを目安に転移がないかをチェックしていきます。

血尿が出た場合は、一度おさまってもはやめに動物病院を受診されてください。


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