お知らせ

犬の消化管内異物

突然の食欲廃絶と間欠的嘔吐を主訴に16歳のトイプードルさんが来院されました。

レントゲン検査で胃と腸の中に石と思われる異物が認められました。

超音波検査で異物は小腸で閉塞していることが分かり、直ちに摘出手術を実施しました。

レントゲンの所見です。

まずは胃の中の異物を摘出しました。やはり石でした。

続いて腸を切開して異物を摘出し縫合しました。

摘出した石を超音波検査の画像と比べると、当たり前ですがピッタリ一致しました。

何度も投稿していますが、突然の食欲の低下は異物の閉塞の可能性があるので注意が必要です。

また今回のケースでは異食症の原因となる基礎疾患はわかりませんでしたが、高齢になってからの

異物誤食は消化器疾患やホルモンの異常によって誘発されている場合もあります。

 

 

 


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