動物たちの血圧を測定することは、病気を診断治療するうえでとても重要です。
高血圧によって脳、心臓、腎臓、眼(網膜)など多臓器に悪影響がでますが、
あきらかな症状が出てくるのはかなり高血圧が悪化してからです。
当院では高齢の動物を中心に、定期的な血圧測定を推奨しております。
血圧測定はしっぽや、足に血圧のカフを巻き付けて測定します。
高血圧が診断された場合は、その原因(甲状腺機能亢進症、腎臓病など)を追究し、血圧をさげる薬や、食事療法で治療していきます。
後ろ足にカフを巻き付けて血圧測定しているところです。
リラックスした状態で測れるとよいのですが、ちょっと緊張しちゃってます。
何回か測定し、収縮期血圧(上の血圧)200を超える場合、高血圧と診断しています。