甲状腺ホルモンはおもに体の代謝にかかわるホルモンで、免疫や皮膚の恒常性の維持にも関与しています。
このホルモンが不足するのが甲状腺機能低下症で、高脂血症、脂肪肝、動脈硬化症などの病気が続発することがあります。
症状としてわかりやすいのが羽の色が変わることです。また綿のような毛が目立つようになるのも特徴です。
このセキセイインコさんはもともと水色の羽だったのですが、
黄色に変色し、白いフワフワの毛が目立つようになっています。
治療は主に甲状腺ホルモンの補充で、脂肪肝が疑われる場合はこれも治療していきます。
昔と羽の色が変わってきた、毛づやがなくなってきたなどの変化がみられたときは、元気食欲があっても一度病院を受診されてください。