トイプードルの膝蓋骨内方脱臼
2022年2月16日
膝蓋骨内方脱臼は小型犬に非常によくみられる病気で、
本来膝の正面にあるべき膝蓋骨が、内側に脱臼してしまう状態です。
症状は突然後ろ足を痛がって挙上しつかなくなったり、全く症状がなかったりと様々です。
当院では基本的に痛みや違和感が強い場合や、脱臼による脛骨(膝下の骨)内側への捻じれがひどい場合に手術を提案しています。
手術は、内側の筋肉を膝蓋靭帯から離切し、造溝術、脛骨粗面転移術、関節包外側の縫縮を組み合わせて実施します。
脛骨粗面転移術(膝蓋靭帯が付着する骨を切り外側に移動させ、膝蓋骨を脱臼しにくくする手術)脛骨粗面を離断し位置をずらしピン〇で固定します。
造溝術(溝を深くして膝蓋骨を脱臼しにくくする手術)はメスを使用し、隙間ができないようにしています。
術前のレントゲンです。膝蓋骨〇が内側に脱臼し脛骨粗面▽の位置も内側になっています。
術後のレントゲン写真です。膝蓋骨〇、脛骨粗面▽ともに正面の位置に矯正されています。
後ろ足を時々挙げたり、歩き方に違和感がある場合は、膝蓋骨脱臼の可能性もあるのでご相談ください
犬の口腔内メラノーマ(悪性黒色腫)
2022年1月10日
メラノーマは黒い色素をつくるメラノサイトという細胞が癌化して増殖する病気です。特に口の中にできるものは悪性のものが多いといわれています。
高齢になってから発生するケースが多いのですが、2歳に満たない子でも発生がみられました。
治療は基本的に外科的切除で、早期発見、早期治療が大切になります。
写真のような黒くてつやのあるしこりが口の中に見られた場合は、小さくても様子をみないで動物病院を受診されてください。
これは摘出したメラノーマの病理組織です。左半分の茶色のところが腫瘍細胞で
正常な細胞に浸潤しています。
ヘラクレスオオツノカブトムシ
2021年11月22日
ヘラクレスカブトが蛹の期間を経て羽化したのですが、羽化不全になってしまいました。
でもやっぱりかっこいいです。
子供のころ図鑑でみていた虫が目の前にいて夢のようです。
なんとか繁殖させたいです。
冬の新作ニット帽
2021年11月13日
猫のいちごちゃんに新作のニット帽(ハットタイプ)ができたと
飼い主さんから写真が届きましたので、
許可を得て以前の作品とともに掲載しまーす。
できがよすぎます。
個人的にはヒマワリが一番好きです。