犬猫の病気 2022年2月16日 トイプードルの膝蓋骨内方脱臼 膝蓋骨内方脱臼は小型犬に非常によくみられる病気で、 本来膝の正面にあるべき膝蓋骨が、内側に脱臼してしまう状態です。 症状は突然後ろ足を痛がって挙上しつかなくなったり、全く症状がなかったりと様々です。 当院では基本的に痛み […]
犬猫の病気 2022年1月10日 犬の口腔内メラノーマ(悪性黒色腫) メラノーマは黒い色素をつくるメラノサイトという細胞が癌化して増殖する病気です。特に口の中にできるものは悪性のものが多いといわれています。 高齢になってから発生するケースが多いのですが、2歳に満たない子でも発生がみられまし […]
犬猫の病気 2021年6月4日 犬の膵炎 13歳のダックスフンドさんが急性の嘔吐、食欲不振、元気消失で来院しました。 一般的な身体検査後、血液検査を実施すると膵炎を示唆するvリパーゼとCRP(炎症性蛋白)が顕著に上昇していました。 膵炎は症状(嘔吐、下痢、食欲不 […]
犬猫の病気 2021年4月22日 犬の歯髄炎と根尖膿瘍 眼の下の皮膚病変(かさぶた)を主訴にポメラニアンさんが来院されました。 眼の下の部分にかさぶたや排膿がある場合、根尖膿瘍を考慮して必ず歯をチェックしなければいけません。 根尖膿瘍とは歯の根っこ部分にまで感染がおよび、膿が […]
犬猫の病気 2021年3月19日 動脈管開存症の外科手術 心雑音を主訴にブリーダーさんがマルチーズを連れて来院しました。 心基底部に連続性の雑音が聴取され、心エコー検査にて動脈管開存症と診断しました。 動脈管は生後間もなく閉鎖するのですが、これが閉じないのが動脈管開存症です […]
犬猫の病気 2021年2月26日 犬の眼瞼腫瘍摘出 眼瞼腫瘍は中高齢の犬で比較的よく遭遇する疾患で、治療は基本的に 外科的切除になります。多くは油を分泌するマイボーム腺由来の良性腫瘍です。 今回は病理診断名はマイボーム腺上皮腫でした。 図のように切除し縫合します。 しこり […]
犬猫の病気 2021年2月22日 猫の門脈シャントと術後発作② 門脈シャントの術後発作の原因は不明ですが、術前術後で血流の変化がなければ起こらなかったはずです。私が手術でセロファン設置の際の締め込みが強く、血流変化が起きてしまったのだと思います。 退院後、飼い主さんは流動食をこまめに […]
犬猫の病気 2021年2月22日 猫の門脈シャントと術後発作① ある朝1本の電話がかかってきました。 「猫の門脈シャントの手術をお願いできないでしょうか?」という内容でした。私自身以前ブログで書いたとおり、門脈シャントの手術執刀は猫で1回犬で1回の計2回しかなく、経験が非常に少ないこ […]
犬猫の病気 2021年1月28日 子猫の鎖肛 つづき 鎖肛の子猫さんの元気食欲がなくなってしまいました。 レントゲンを撮影すると、盲端になっている大腸に糞塊が停滞していました。 手術が必要であると判断し、実施しました。 エコーで皮下の直下に糞塊があることが確認し、皮膚を慎重 […]
犬猫の病気 2021年1月16日 子猫の鎖肛とオムツの作り方 生まれつき肛門がなく、変なところから便が出ていることを主訴にブリーダーさんが子猫を連れて来院しました。 上の写真のように肛門の穴がありません。 これは鎖肛といって直腸、肛門の発生異常です。 今回の子は図のように肛門がなく […]